//庭先ゆずの「ゆずりあい」がつくる地域と人のつながり【オーナー制のご紹介】

庭先ゆずの「ゆずりあい」がつくる地域と人のつながり【オーナー制のご紹介】

国造地区には、昔から庭先にゆずの木を植えるという習わしがありました。
今でも錦秋のころには、たわわに実るゆずの鮮やかな黄色と、爽やかな香りを楽しむことができます。
庭先のゆずは、ゆず味噌やゆず胡椒などお料理のアクセントや、ゆず湯などに使うほか、知り合いへおすそ分けをする「ゆずりあい」が、地域の人と人とのつながりをつくっています。

この「庭先ゆず」の文化を、国造地区以外に住まう方にも楽しんでいただく仕組みがあります。
その仕組みを運営管理されている「能美の里山ファン倶楽部」事務局長の山田幸さんにお話しをうかがいました。

受け継がれるゆずの木

能美の里山ファン倶楽部が中心となって管理を行っている“オーナー制”の「ゆず栽培園」は、平成20年度にはじまりました。当初85本のゆずの木すべてにオーナーが決まっていましたが、10年が経った今はオーナーさんの代替わりを待つゆずの木も多くあります。
国造地区では昭和60年前後からゆずの特産化をめざして植栽し栽培してきましたが、生産農家の高齢化による放置樹が見られるようになりました。このオーナー制の栽培園は、管理ができなくなった農家さんから樹園地をお借りして運営されています。

すこしだけ手間をかけて


オーナー制のゆずの木は、オーナーさんが行うゆずの花が咲く6月と収穫間近の10月の一斉除草、能美市シルバー人材センターさんが行う木酢液をつかった消毒で管理します。ここでは香りの高さと酸味が強い「木頭」という品種のゆずが主に植えられています。
ゆずの木のお世話を通して、移り変わる里山の自然を感じ、実った果実は旬の食材として食卓をうるおし、地域の人と人とのつながりをつくります。

里山のゆたかな暮らしを体験


一般にはあまり出回らない成熟前の青ゆずもオーナーさんだからこそ、楽しめるもう一つのゆずの旬です。ゆずは、香りで癒し、料理に生かされ、冬至にはゆず湯に入って家族の健康を願うという古くからの習わしもあります。暮らしにいろどりを添えるゆず。国造地区のゆずの木とともに里山のゆたかな暮らしを体験してみませんか。

オーナー制の詳細と申込先

一口(1本)から2,000円/年、一斉除草2回(6月、10月)、消毒協力費250円など
連絡先:能美の里山ファン倶楽部 事務局
住 所:〒923-1224 石川県能美市和気町い21-1 こくぞう里山公園交流館内
電 話:0761-51-2308 FAX:0761-51-2308
E-mail:info@nominosatoyama.com
閉館日:毎週火曜日、第1,3,5日曜日、第2,4土曜日、祝日、年末年始

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木村 明子

書いた人

石川県能登出身で現在は金沢に住む。2018年能美市の「国造ゆず」に出会う。お料理に華やかさを添える柚子の香り、皮や果汁はもともと好きだったが、国造で育つ希少な多田錦、国造ゆず団地に関わる皆さんに出会い、ますますファンになる。「昔ながらの地域のつながり」を大切に、「国造ゆず」の魅力を発信していきたい。