//歴史ある国造ゆずの味を。辰口温泉「たがわ龍泉閣」

歴史ある国造ゆずの味を。辰口温泉「たがわ龍泉閣」

開湯1400年という長い歴史を持つ辰口温泉。

「たがわ龍泉閣」はそこで創業180年を数える温泉旅館だ。女将の田川 幸子さんに、たがわ龍泉閣での国造ゆずの活かし方を伺った。

 

 

「一年を通しては、自家製のジュースやゆずドリンクにしています。美味しいとお客さんから評判ですよ。ゆずドリンクは女性向けに甘口で作っているんです。

果汁が売られ始めた当初からずっと使い続けています。20年か、もっと前からでしょうか。

飲み物以外にも、ゆずの旬の時期はそのままお料理の一品にします。薬味や、中身をくり抜いて器がわりにした柚子釜ですね。

お客様に他では食べられないものをご提供するために、地元の素材を活かすよう意識していますから、国造ゆずは重宝します」

 

女将として46年以上辰口を見つめてきた幸子さんは、町を挙げて国造ゆずを特産物にしようという動きが始まった時代をよくご存知だ。

 

「昭和55年頃、辰口町中の家庭に2本ずつゆずの木が配られたんです。お世話が難しくて、うちのは枯らしてしまいましたけど、他の家ではうまく育ったところもありましたね。国造ゆずのことはその頃から知っています。

冬場は自宅でも、香りを楽しんだり薬味として食べたり。以前、農家さんから果汁を絞った後の皮を頂いたことがあります。その時はマーマレードやジャムを作りましたね」

 

長年国造ゆずに親しんできたという幸子さん。

辰口ならではの味を提供する旅館業においても、普段の暮らしにおいても、国造ゆずは欠かせない存在になっているようだ。

 

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坂田柚子香

書いた人

東京大学農学部4年生。フィールドスタディ型政策協働プログラム2期生。群馬生まれの東京育ち。中山間地域での課題解決を学ぼうと、2018年夏から国造ゆずに関わり始める。都会に住む学生としてどのような関係を国造地区と築いていけるか模索中。