//国造ゆずハンドクリーム

国造ゆずハンドクリーム

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ある国産天然木をつかった良質な木製玩具を企画する企業さんとの打ち合わせでとある開発メンバーが「子供に安全な無塗装の玩具はあるけど、その玩具を与えるお母さんの手は子育てと家事の水仕事で手荒れしている。その手には無塗装の玩具と同じで天然無農薬のハンドクリームがあればいいよね」という何気ない会話からがきっかけで検討をはじめた製品開発。
そのときの製品開発の取り組みをご紹介します。

 

国造ゆずのハンドクリームの開発は農家さんと…

石川県能美市、国造地区で1980年から有機農法と美しい里山に守られ育てられてきた素晴らしいゆずを残したい、との思いから、大学や加工企業、企画会社、行政が連携して国造ゆずの加工品の仕組みづくりを生産者とともに進めました。まずは柚子の果汁搾りの際にでる果皮をすぐにピックアップして精油加工に回るように製造プロセスをデザインしました。高齢の農家さんにとって負担になることないよう、収穫から柚子の出荷や加工までのプロセスを実際に一緒に行いながらハンドクリームにする上で最適なプロセスを構築。年に1度だけ収穫される地元だけで殆どが消費されていなかった希少な柚子から新鮮なうちに精油を抽出して、精油に含まれる香りをハンドクリームにしました。

 

 

無農薬ゆずの持続可能な生産のために

 

さらに通常の農業では加工原料として売ることでしか栽培の努力への対価を得られなかった状況から、加工先の企業様のご協力により無農薬という付加価値を得たハンドクリームの売上げの一部が寄付される仕組みにすることで無農薬栽培の努力への対価が加工品からも得られる仕組みの構築を試みました。このように価値創造とその対価の得る仕組みの構築方法、そして製品の発表・訴求方法などを北陸先端科学技術大学院大学・永井研究室により整理していただき、通常の農業では加工原料として売ることでしか栽培努力への相応対価が得られなかった状況を改善する仕組みの提案をいただきました。

そして、ハンドクリームの加工先の株式会社キャライノベート のご協力により、売上げの一部を寄付される仕組みに賛同いただき、生産者と協定を交わしました。こうした取り組みにより無農薬栽培の努力への対価が加工品からも得られる仕組み(下図)が完成しました。

 

 

国造ゆずでも香り高いと評判の希少な品種(多田錦)を厳選して使ったこのハンドクリーム。商品の売上の2%は、農薬不使用で栽培するゆずの持続的な生産を支援する活動に使用されます。ハンドクリームを使うたびにゆず畑の風景が眼に浮かぶ…そんなふうにたのしんでいただけたらとても嬉しく思います。

 

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森進太郎

書いた人

石川県在住。国造ゆずとそれを取り巻くライフスタイルに惚れ込み、産業化を支援できないかと模索している。商品企画会社を経営する経験を生かし、国造地区のキーパーソンとともに商品開発に携わったり、都市部のクリエイターを招聘し、国造ゆずのブランディングに取り組むなど、多彩なプロデュース活動を行う。